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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第43章 三章 情炎
「あぁ 毒の回りがギリギリのとこで抑えられていたからな、現場でレオを診た時に応急処置で何か薬でも飲ませたかシェラに聞いたんだが…
脈をはかっただけで何もしていないって言うからな……
もし、ザドルのとこで解毒薬か何か飲まされてたなら、どこの薬師から手に入れたか聞こうかと思って…」
「あぁ‥
そう言えば薬を飲ませたような後が散乱してたな…わかった聞いといてやるよ!」
「あぁ頼むよ、いい腕持ってる薬師ならうちに欲しいからな…医療進歩には知識を持つ者は欠かせない」
「相変わらず研究熱心だなルーカスは」
ルイスと親しげに話すこの男──
城の専門医として国の医療機関総てに携わり、日々医療の研究に余念がない医療界のトップでもあった
その名をルーカス・エドモント
そう、エドモント王家第三子
次男坊のルイスの兄である
天地シリーズ三部作にてやっとの出番だった
― コンコン!
「隊長!J・バートン氏が面会に見えてます」
「 あぁ!アルか…
いいよ通してくれ!」
― カチャ!
「おはようございます。
昨日は遅くにありがとう。助かりました」
「あぁ、気にするな!
あれが仕事だ」