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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第43章 三章 情炎
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― コンコン!
「アルです、ごめんなさい!遅くなっちゃったっ」
「あら、別によろしくてよ...今日は特にすることないから。
それよりお客様が見えてらっしゃるわよ!」
「お客様?」
ジュリアは疑問を浮かべた表情のアルを部屋に招き入れた
「あれ、ザドル?どうしたの?夜勤から帰ってきたんだ!?なんかあったの?」
「ああ、ユリアから聞いた・・・なんかあったのはアル……お前ぇの方だろうが!
夕べレオの奴が来たんだって!?」
「……っ…」
「んなこたぁ早く知らせろ!何のために俺がお前ぇらの親父やってると思ってんだ!!
仕事場までは近ぇじゃねぇかっ!
いいかアルっ!?お前ぇは女だ!なんかあっちゃならねぇっ──
レオに勝てるのも俺だけだっ…わかったなアルっ!?何回言わせりゃぁ気が済むんだ!?
‥なあ頼むから俺を頼りにしてくれ…」
いきなりアルを怒鳴りだしたザドルの表情は、本気で怒る娘を想う父親の顔から徐々に優しい父親の顔つきに変わっていった...
“ごめんなさい.”そう俯くアルにザドルは“しまった”とばかりに頭をポリポリかきながら取り繕う
― コンコン!
「アルです、ごめんなさい!遅くなっちゃったっ」
「あら、別によろしくてよ...今日は特にすることないから。
それよりお客様が見えてらっしゃるわよ!」
「お客様?」
ジュリアは疑問を浮かべた表情のアルを部屋に招き入れた
「あれ、ザドル?どうしたの?夜勤から帰ってきたんだ!?なんかあったの?」
「ああ、ユリアから聞いた・・・なんかあったのはアル……お前ぇの方だろうが!
夕べレオの奴が来たんだって!?」
「……っ…」
「んなこたぁ早く知らせろ!何のために俺がお前ぇらの親父やってると思ってんだ!!
仕事場までは近ぇじゃねぇかっ!
いいかアルっ!?お前ぇは女だ!なんかあっちゃならねぇっ──
レオに勝てるのも俺だけだっ…わかったなアルっ!?何回言わせりゃぁ気が済むんだ!?
‥なあ頼むから俺を頼りにしてくれ…」
いきなりアルを怒鳴りだしたザドルの表情は、本気で怒る娘を想う父親の顔から徐々に優しい父親の顔つきに変わっていった...
“ごめんなさい.”そう俯くアルにザドルは“しまった”とばかりに頭をポリポリかきながら取り繕う