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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第43章 三章 情炎
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「あ、あぁ…まあ今回は何とか無事だったんだ!次からは何かあったらすぐ連絡しろ、家の傍にある頓所に行きゃすぐ連絡取れるから」
不器用な父親と娘の誕生した瞬間だった....
「んじゃあ、俺ぁ帰って寝るからな。今日はもう夜勤はねぇ...久しぶりに夕飯はみんなで一緒にゆっくり食おうや!」
ザドルはそう言うと、ジェシカに預けていたジョンを取り戻し帰っていった
「ユリアもいるんだからジョンも預けていけばいいのに!んもぅっザドルったら…っ」
可愛いジョンを奪われたジェシカはカリカリしていた
「ユリアもいるの?
さっきから姿が見えないけど?」
そう聞き返すアルにジュリアが親指でつい立ての向こう側を指差した
その奥を覗き込むと…
「ユリア!?」
栗色の髪を編んでおだんごスタイルにし深めのスリットが入った赤いチャイナドレスを着込みソファに横たわるユリアが......
若手画家“ウッホ”に流し目を送っている──
「あんたら7歳になんてことさせるんじゃっ」
色気を振り撒くユリアにアルは焦って行かず後家姉妹を叱り飛ばした。
娘役と母親代わりの二役に、先が思いやられるアルだった...
「あ、あぁ…まあ今回は何とか無事だったんだ!次からは何かあったらすぐ連絡しろ、家の傍にある頓所に行きゃすぐ連絡取れるから」
不器用な父親と娘の誕生した瞬間だった....
「んじゃあ、俺ぁ帰って寝るからな。今日はもう夜勤はねぇ...久しぶりに夕飯はみんなで一緒にゆっくり食おうや!」
ザドルはそう言うと、ジェシカに預けていたジョンを取り戻し帰っていった
「ユリアもいるんだからジョンも預けていけばいいのに!んもぅっザドルったら…っ」
可愛いジョンを奪われたジェシカはカリカリしていた
「ユリアもいるの?
さっきから姿が見えないけど?」
そう聞き返すアルにジュリアが親指でつい立ての向こう側を指差した
その奥を覗き込むと…
「ユリア!?」
栗色の髪を編んでおだんごスタイルにし深めのスリットが入った赤いチャイナドレスを着込みソファに横たわるユリアが......
若手画家“ウッホ”に流し目を送っている──
「あんたら7歳になんてことさせるんじゃっ」
色気を振り撒くユリアにアルは焦って行かず後家姉妹を叱り飛ばした。
娘役と母親代わりの二役に、先が思いやられるアルだった...