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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第43章 三章 情炎


「口移し!?…っ…いいかお前達、その事は絶対にロイに言っちゃダメだからなっ」

ルイスは焦りを浮かべ、二人に軽く口止めした


「でもね、毒がけっこう回ってたからあれだけじゃ解毒出来ないと思って持ってきたんだよ。はぃ!」



マークは小瓶をルーカスに手渡した


「レオに飲ませた解毒薬もこれ?」

マークに確認を取り蓋を開け匂いをかいでみる....
ジンジャーの強い香りがツーンと鼻孔をついた


「解毒ならこれが一番効くよ!
特に食中毒にはもってこいだし飲みにくい時はハチミツ入れたら子供も飲めるよ!」


「なるほど──…っ…他には!?
他にはどんな薬が作れるのかな!?」


ルーカスは瞳を輝かせながらマークに聞いていた



「材料がね、全部植物なんだ!いろんな植物があったら、それだけのものが作れるよ!」


「植物が原料か...
マークさん!うちでそのいろんな物一緒に作ってくれないか!?
是非とも君の知識が欲しい!」


ルーカスはマークのもみじのような手をしっかりと握った


「あー…あの…でもね、道具をあまり持ってないんだボク....かくはん器とかいろいろないと……」


「そんなのこっちで全部揃えるさっ!
是非来てくれっ!!!」


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