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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第44章 四章 猛獣覚醒


「あぁお前ならこの程度の鎖は引きちぎって逃げるくらいわけないだろ?

大人しくしてくれたし…
懲罰は十分受けたからな」



ルイスはレオの腫れあがった顔を眺めて言った



「俺もいろいろと忙しい…



だから早く帰ってくれ」



「‥」



ルイスに言われレオは4階の窓から飛びおり瞬く間に姿を消した



… アイツはドアの使い道をしらんのか?





脱走するように出ていったレオを見送りふぅーっと一息つきながら机に腰掛けると、今度はドアの外が騒がしい……





「こっ…困ります!
一応、隊長に入っていいか確認を取らせてくだっ…」

「うるさいっ!!!
邪魔だっ!!どけっ!!」




… あの声は......




―バタンッ!!!

「ルイスっ!
レオはどこだっ!?」


…やっぱり‥

「帰したよ....
取り調べも済んだからな」

…この剣幕は...もうバレたってことか?



ガタガタッ!!―


「―――っな!?ちょ‥
落ち着けよっ!!」



ロイドはルイスに突然掴みかかる


「落ち着け!?
っざけんな!どうやって落ち着けるんだ!?
なんで黙ってた!?あっ!?

あいつは俺のアルにっ‥!」


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