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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第45章 マイ・フェア・レディ
サラの額にはじんわりと汗がにじみ出ていた…
「ふぅー、垢擦り完了です!」
サラは満足そうに額の汗を手の甲で拭う。
ハードな垢擦りにぐったりとなったアルを今度はえもいわれぬ快感が襲った。
「‥っ!?‥」
「これで仕上げですからね」
サラは仕上げのオイルマッサージに突入していた。
マッサージが終わり、テカテカに磨きあげられたアルの体にサラはパタパタと甘いローズの香りのパウダーを叩いていく。
「はぃ、これですべて終了です。
舞踏会を心おきなく楽しんでいらして下さいませ」
「はぃ、ありがとうございました…」
アルはサラに見送られ、へろへろになりながらジュリアの部屋に向かった。
… 垢擦りは大変だったけど……
マッサージは、またしたいかも。
アルは手触りのよくなった肌を自分で確かめながら思った。
― カチャ!
「ただいま!やっと終ったよ……っ…ユリアっすごい可愛い」
アルは部屋に入るなり、可愛いドレスを着せられたユリアを見て声をあげた。
髪は巻き髪で黄色いドレスとお揃いの、黄色いレースのリボンをつけて唇はピンク色に艶めいている