この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第45章 マイ・フェア・レディ
・
「‥‥皆さん‥今日はわたくしの為にありがとうございます」
アルは立ち上がり、皆に姫君らしくお辞儀をして極上の微笑みでお礼を言った
「いやいや、とても美しくなられましたよ」
「ええ、ほんとに!」
アルの笑顔に皆が大いに照れながら賛辞を返す。そして、ジュリアはアルの腕をガシッと掴んだ。
「アルっ!
今日は一流の殿方達を片っ端から引っ掛けて回るわよっ」
「・・・え!?」
散々、シゴかれて最終目的がそれっ?
トホッと肩を落としたアルは、結局行かず後家シスターズのおもちゃだった……。
────────
。・'。+゚。
'。+。・
──夜もだいぶ更け、綺麗に着飾った紳士淑女が会場に溢れ出す。
今宵は満月‥‥‥
月の引力に導かれ、女達の色香も最高の雄を誘い込むように会場中に色めきたっていた‥
「ではアル!準備はよろしくて?」
「えぇ!
よろしくてですわっ
ジュリア姉様!」
「アル、力み過ぎて言葉がおかしいわよ?
無理にジュリアの喋り方を真似しなくていいわ‥‥」
変に肩に力の入るアルをジェシカがたしなめた。
アル達は目の部分だけを覆い隠すマスクをつけて、一流の殿方狩りに繰り出す。
「んー‥‥毎回一緒ね‥‥‥コレって男が見当たらないわ」
「‥‥皆さん‥今日はわたくしの為にありがとうございます」
アルは立ち上がり、皆に姫君らしくお辞儀をして極上の微笑みでお礼を言った
「いやいや、とても美しくなられましたよ」
「ええ、ほんとに!」
アルの笑顔に皆が大いに照れながら賛辞を返す。そして、ジュリアはアルの腕をガシッと掴んだ。
「アルっ!
今日は一流の殿方達を片っ端から引っ掛けて回るわよっ」
「・・・え!?」
散々、シゴかれて最終目的がそれっ?
トホッと肩を落としたアルは、結局行かず後家シスターズのおもちゃだった……。
────────
。・'。+゚。
'。+。・
──夜もだいぶ更け、綺麗に着飾った紳士淑女が会場に溢れ出す。
今宵は満月‥‥‥
月の引力に導かれ、女達の色香も最高の雄を誘い込むように会場中に色めきたっていた‥
「ではアル!準備はよろしくて?」
「えぇ!
よろしくてですわっ
ジュリア姉様!」
「アル、力み過ぎて言葉がおかしいわよ?
無理にジュリアの喋り方を真似しなくていいわ‥‥」
変に肩に力の入るアルをジェシカがたしなめた。
アル達は目の部分だけを覆い隠すマスクをつけて、一流の殿方狩りに繰り出す。
「んー‥‥毎回一緒ね‥‥‥コレって男が見当たらないわ」