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第46章 百花繚乱〜満月に咲き乱れる花〜

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「異国の姫君に手を出して無事で居られると思うな…

平和なこの国に戦争を起こす気か？‥‥‥

それとも…
我がｴﾄﾞﾓﾝﾄ王家に反逆心でもお持ちか？‥

ムッシュ…ﾙﾄﾞﾜｰﾙ卿よ…」


「……っ…」



ルイスは仮面を取り外し、紳士を静かに見据える…

その顔つきはﾙﾊﾞｰﾙ大国
精鋭部隊隊長…鬼総督…
ルイス・エドモントの顔に戻っていた








「そ‥そんなつもりは…っ…」


「……ないのなら、今すぐ一人で立ち去るといい…」


ルイスの押しの一言に紳士は慌てて姫を返し、走り去って行く‥
そして急に突き返された姫は勢いでよたつきながら、ルイスの腕の中にすっぽりとおさまった‥‥‥



そんな姫をしっかり抱きとめるとルイスは口端でニンマリとほくそ笑み心で決めゼリフを叫ぶ。


‥ょっしゃーっ！
初モンっゲットだぜぇっ!!

‥よしっ。これでエロモンバトルに参加できそうだな。


子供用アニメを見ない人にはわからない…
そんな決めゼリフのパロディだった…




ルイスはフラつく姫の手をとり、腰を抱きよせると耳元で虚ろな瞳の姫を優しく叱る...



「そんな瞳をして男を惑わす…
姫、貴女は本当に悪い人だ」