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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第5章 鉄拳の母
「何だってっ?ザドル!?」
厨房がうるさいらしくエバは聞き取りにくそうに折り返して聞いた
「あっ、はぃ‥」
「あぁ〜あんただねっ!ザドルが昼間ちょっかい出したニューフェイスってのは‥」
エバはアルを見てにんまりとした
「いいよ!自分の好きなもの皿にとってきな。こっちで包んでやるから」
エバはアルの頼みを心よく聞いてくれた。アルはせっせと皿に料理を盛り、エバの前に並べていく
「‥あんた…夜食こんなに食べるのかい?」
「えっ!?ああ、うんいつもこんな感じ、かな…ハハ」
(さすがに3.5人分は多く思われたかな‥)
アルは密かに焦りを浮かべる。
「‥まぁ、作り手としちゃうれしい限りだけどね。腹壊さないどくれよ!」
エバはそう言いながら料理を包むとアルが持ち運びしやすいように、少し大きめのトレイに並べてくれた
「うん、ありがとう。
‥‥と、あとミルクもポットごと持ってっていいかな…」
アルの言葉を聞いてエバは一瞬目を丸くしたが、それも心よくOKしてくれた
「ポットはいっぱいあるからいいよ!持っていきな。でもポットまで食べるんじゃないよ!!」