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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第48章 溢れる想い


ティムはロイドの激しい剣幕に脅えながらも勇気を振り絞って追求した


「それも‥言ってないのか!?」


「‥‥っ‥‥」


「どうなんだ、兄ちゃん!?」



「………それは‥」


「…言ったんだ?」


ロイドは頭を抱え、仕方なく頷いた。


「ほんとに見たくないのかっ?なんでだ?」



「ほんとに見たくないわけじゃ‥‥
ただ、つい‥弾みで…っ」


… ほんとは会いたくて会いたくてしょうがない‥‥

でも‥今、会ってもアイツになんとも思われてない自分が惨めになるだけだ‥‥


「ほんとはさ…言っちゃダメってアルに言われてたけど……」


ティムの意味深な切り出し方に、ロイドは抱え込んでいた顔を上げてティムを見た



「アルがね…ロイ兄ちゃんを食事に誘ってきてって言ったんだよ‥」




「アル‥が?」




ティムのその言葉にロイドの悲痛な顔色が少し変わった‥‥



「うん‥嫌なんだって…

兄ちゃんに嫌われたままは嫌だから、自分が悪いことしたなら理由きいて謝りたいからって‥‥」



「アルが‥‥‥言ったのか?
‥‥‥ほんとに‥‥‥?」


ロイドはティムを見つめ聞き返した

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