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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第48章 溢れる想い


「ああ、ちょっと手間取らせて悪いんだが実は‥」


ロイドはマークにコソコソと耳打ちした



「イイよ♪今日行くってアルに伝えたらいいんでしょ?」


「あぁ、…悪いな」


「でも、ティムはどこ行っちゃったんだろね?」


「わからん……

俺が怒らしちまったから…」


ロイドは申し訳なさそうに頭を掻いた



「じゃ‥マーク、頼むよ。ルーカスも悪いな、研究中断させて」


「いやあ、気にすることないよ」


ロイドは白衣の二人に詫びながら部屋を出た…




水の流れる音と食器が重なりあう。その中に紛れ、ポツリと声がしていた。


「オイラ‥‥‥

ロイ兄ちゃん嫌いだっ」


「──…なんでだぃ?

兄ちゃんっ兄ちゃん!て言ってあんなにくっついて回ってたじゃないか?」


「いいんだっ!!
これから嫌いになるんだ!

オイラっもう決めたんだっ」


「‥‥おやおや」

… 急に来て何、言うかと思ったら‥‥‥



ティムは馬小屋の仕事をほっぽりだして、食堂に来ていた。


「ケンカでもしたのかぃ?」


エバは洗い物を済ませるとティムの横に座り、話しかけた


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