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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第48章 溢れる想い
・
「兄ちゃんは根性無しだ!だから嫌いなんだ!!」
「‥なんで根性無しなんだぃ?」
エバが聞いてもティムはただ膨れっ面で口を尖らすだけだった。
― カタン!
「あ、エバ!…って、あれっ?
ティム、何してるの?
こんなところで‥‥」
「あ、アル…っ…
実は、ロイ兄ちゃんが今日はっ‥」
「ああ、うん。聞いた。
少し遅くなるって!」
「‥?‥え‥」
… 少し遅くなる?意味わかんねぇぞっ!?
ティムの頭上には“?”の文字が三つ浮かんでいる
「マークが伝えに来たよ?ティムはここで何してるの?」
「マークが?」
…なんでだ?
兄ちゃん‥行く気になったってことか?‥
「…っ!…」
曇りがちのティムの顔にパッと光りが差す。
「オイラ、ちょっと兄ちゃんとこ戻るっ」
「えっ!?」
「ハイよ、行って仲直りしてきな!」
戸惑うアルと勢いづけるエバに見送られ、ティムは一目散にロイドの元に向かっていく。
…仲直りって、ケンカしてたの?
まぁいっか‥
「‥エバ‥ちょっとお願いがあるんだけど」
「お願い?なんだぃ?」
「兄ちゃんは根性無しだ!だから嫌いなんだ!!」
「‥なんで根性無しなんだぃ?」
エバが聞いてもティムはただ膨れっ面で口を尖らすだけだった。
― カタン!
「あ、エバ!…って、あれっ?
ティム、何してるの?
こんなところで‥‥」
「あ、アル…っ…
実は、ロイ兄ちゃんが今日はっ‥」
「ああ、うん。聞いた。
少し遅くなるって!」
「‥?‥え‥」
… 少し遅くなる?意味わかんねぇぞっ!?
ティムの頭上には“?”の文字が三つ浮かんでいる
「マークが伝えに来たよ?ティムはここで何してるの?」
「マークが?」
…なんでだ?
兄ちゃん‥行く気になったってことか?‥
「…っ!…」
曇りがちのティムの顔にパッと光りが差す。
「オイラ、ちょっと兄ちゃんとこ戻るっ」
「えっ!?」
「ハイよ、行って仲直りしてきな!」
戸惑うアルと勢いづけるエバに見送られ、ティムは一目散にロイドの元に向かっていく。
…仲直りって、ケンカしてたの?
まぁいっか‥
「‥エバ‥ちょっとお願いがあるんだけど」
「お願い?なんだぃ?」