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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第48章 溢れる想い


「‥っごめんロイド!
ごめんっ‥」



‥なに!?‥っ
何なの今の表情は…っ…///‥




アルは焦っていた‥
そして、ロイドに悪い事をしてしまった!とも思っていた‥‥‥


アルがムリに押し退けて見てしまったロイドの表情は、とても言葉では言い表せなかった‥

たぶん、自分が男なら絶対に人には見られたくない!きっとそう思う‥‥

真っ赤に染まった顔は情けないほど恥ずかしさに歪んでいる。
今のロイドはまさしくそんな表情をしていた‥











「‥―――アル‥//」


「なに‥っ‥」


「もう‥いい…///‥

もう…っ…大丈夫だから‥」



いったい、どのくらいあのままで居ただろうか?


ロイドのその声でアルは抱え込んでいたロイドの頭を解放してあげた…


まだ、かなり赤くはあるが、さっきよりは表情は落ち着いてきている


「ロイド‥っ‥あのっ‥あたし‥気にしてないから‥//

しょせん夢なんだからッ
人の夢のことまで文句はつけられないし──…

‥き、聞かなかったことにするからっ…

だからッロイドも気にしないでっ!!‥ねっ」


取り繕いながら必死に笑って見せる。そうして口にしたアルの言葉にロイドは目を見開いた。

「──…っ…気にするな……だってっ!?」


一生懸命、笑うアルにロイドの表情が険しくなっていった。


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