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第49章 溢れる想い〜激情〜

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「アルｯ!!」


何かを思いたったロイドは前を歩くアルの腕を急に引き寄せ厚い胸に掻き抱く


「ロイドｯ!?」


「黙って聞いてほしい‥」


ロイドはアルの顔を自分に向け不安で揺れ動く瞳で切なげに見つめる


「中途半端な気持ちじゃないから‥

だから‥‥‥

ほんとに‥‥‥ごめん‥

アルの気持ちも聞かずに
あんなことして悪かった！

でも‥嫌いにならないでほしい‥‥‥
お前に嫌われたらっ…俺は耐えられないっ」


ロイドはアルを熱い想いで痛む胸に掻き抱きアルの耳元で愛を囁く

「 アル‥愛してるっ‥

お前以外はいらない‥」


「──…///」


アルはその言葉に再び胸の鼓動が早まりだした…


‥／／／
なんでロイドってばこんなセリフ恥ずかしげもなく言えちゃうの!?



アルはロイドの胸にすっぽりと収まり赤面していた

はっきり言ってしまえば今回の事も別に嫌だったわけではなく、すべてに慣れていなかったために対処しきれなかっただけなのだ


正直、ロイド程の色男にこんなに想われて気分を悪くする女はまずいないはず‥