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第56章 立冠式

‥なんだ‥‥‥



思いっきり女じゃねぇか‥
──‥‥///‥



ルイスはアルの腰を自分の方にｸﾞｨｯと引き寄せる――

「……っ…//」

「落ちないように気をつけろよ‥」


ルイスのその仕草が今までの接し方と違っていたようにアルには感じた


ルイスの手はアルの腰に添えられたままそこから動かない‥


そして、その支え方もまったく今までと違っていた‥













「‥‥‥ｱﾘｶﾞﾄゥ‥///」



スタンレー家の前につきアルを馬から下ろす‥

アルはうつ向いたまま礼をいい、家に入った

そして、ルイスはアルの背中に声をかける‥




「アル!!


ザドルを呼んでくれ‥」



今のアルに色々と聞くのは気が咎める‥

ルイスはザドルに尋ねるしかないと思った……


アルが家に入って直ぐに、ザドルが頭を掻きながら顔を出す。



「‥‥‥バレちまったらしいな‥‥‥」


「あぁ‥
色々と聞きたいことがある

酒を好きなだけ奢るからちょっと付き合えよ‥
久しぶりだろ？
そこで飲むのも‥」


ルイスはそう言いながら、家の向かいの飲み屋を親指で差し、顎でしゃくった