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ご主人様のディルド
第17章 ご主人様vs片瀬くん1
「認めるんですか?それが先輩のモノだって……」
変態男の声が冷たく響く。
僕はご主人様の胸に抱えられてご主人様の表情を見ることが出来ないが、きっと焦ってるに違いない。

「片瀬くんだって私の質問に答えてない!! これがなんでここにあるの?」
ご主人様は焦っている。
それはご主人様が僕を自分のモノだと認めたということにほかならない。

「先輩の部屋から持ち出しましたよ。だから今、先輩が胸に抱えているそれは先輩のです」
厳粛に事実を伝える変態男。
「だから何? そういうの持ってちゃいけないの?」
ご主人様は見事に開き直る。

「持ってちゃいけないわけじゃないですよ。でも……それで……どんな妄想してたんですか? 僕じゃない別の男を妄想してたんじゃないんですか?」
「別の男? そんな男いるわけないよ」
「嘘だ!! 先輩が胸に抱えているそれは僕のより大きいじゃないか!!」
「そんなの……これオモチャだよ。本物じゃないし……」
確かにそうだ。
なんで僕みたいなオモチャに嫉妬してるんだ?

「でも……先輩はそれで気持ちよくなってるんだよね。僕のよりも大きいそれで……」
「気持ちよくなってるからって何なの? 何かいけないの?」

そうだーそうだー。僕はご主人様を応援する。
「見せてよ。先輩がしてるところ……」
「してるところって……イヤそんなの……恥ずかしい」
本当に恥ずかしいのだろう。
ご主人様は僕を抱える力を強めた。
そして極はご主人様の大きなおっぱいにのめり込む。

「先輩……そんなのズルいよ。散々、僕に恥ずかしいことさせて……この前なんか僕……手錠かけられたんだよ。それで散々僕のこと弄んで……」
ありありとその光景が目に浮かぶ。
「それは……片瀬くんが喜ぶと思ったからやったんだよ」
「嘘だ!!そんなの……先輩は僕のこと弄んで楽しんでしょ? だから僕が喜ぶってよりも自分が楽しいから……」
「じゃあ何? 片瀬くんは先輩にイジメられて嬉しくなかったの? イヤだったの?」

「イヤじゃなかったけど……」
おっとそこは変態男。
イヤじゃなかったなんて言うべきじゃないだろう。
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