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遠恋カレンダー
第5章 5月:時差
でも・・・
そんな無茶な生活サイクルが何の支障も起こさないわけはなくて。
そう。
分かってた。
10代の子供じゃないんだから。
夜中まで起きていて朝6時に起きるその生活がどんなに無理をしているか、を。
分かっていたはずだけど。
やめられなかった。
いい加減、恋愛したての子供じゃあるまいし
夜は早く寝なきゃ。
小さくため息をついた午後。
お腹もいっぱいになって、そっとあくびをすれば広報の青木が経費申請をしに経理に来たところで
「宮本、ちょっと聞きたい事があるんだけど」
と、私をカウンターに呼びだした。
「どこ?」
カウンターで顔を突き合わせると、青木は小声で
「お前、寝てないのか?」
「え?」
「さっきからのあくび・・・篠塚さん気がついてるぞ」
え!と篠塚さんの方を向こうとして
「見るな」
と青木に止められた。
「もしかしてアイツが海外に転勤して時差で寝てないんじゃないだろうな?」
渋い顔をして私を見つめた。
「えっと・・・」
そんな無茶な生活サイクルが何の支障も起こさないわけはなくて。
そう。
分かってた。
10代の子供じゃないんだから。
夜中まで起きていて朝6時に起きるその生活がどんなに無理をしているか、を。
分かっていたはずだけど。
やめられなかった。
いい加減、恋愛したての子供じゃあるまいし
夜は早く寝なきゃ。
小さくため息をついた午後。
お腹もいっぱいになって、そっとあくびをすれば広報の青木が経費申請をしに経理に来たところで
「宮本、ちょっと聞きたい事があるんだけど」
と、私をカウンターに呼びだした。
「どこ?」
カウンターで顔を突き合わせると、青木は小声で
「お前、寝てないのか?」
「え?」
「さっきからのあくび・・・篠塚さん気がついてるぞ」
え!と篠塚さんの方を向こうとして
「見るな」
と青木に止められた。
「もしかしてアイツが海外に転勤して時差で寝てないんじゃないだろうな?」
渋い顔をして私を見つめた。
「えっと・・・」