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アフェクション
第1章 アフェクション
「ユメコ何歳?」
もしかして同い年?と疑問が頭を過ぎったから思わず問い掛けるとビールを仰いだ彼女が「26」と返した。
「えっ! 年上!?」
「そうよ。言ってなかった?」
驚いてビールを少し吹き出してしまった。
それがかかったらしくユメコが「汚い」と頬を拭う。
「聞いてない…。年下だとばかり思ってたから……」
「やめてよアラサー捕まえて」
「見えない。ユメコめっちゃ若い…」
勿論良い意味で。
中身は年相応なのに見た目が若いって、これが俗に言うギャップ萌えなのか。
「……褒め言葉として受け取っておくわ」
「あ、じゃあ敬語使った方が良い? ユメコさんとかって呼んだ方がいいかな?」
「今更でしょ」
ふふっと声を出して笑う顔は初めて見た。
笑うと可愛い。