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扉の向こう
第5章 その夜2
今までに感じた事が無い、強い衝撃が香菜の身体に突き刺さる。あまりに突然で強かったので、香菜の身体が膝から崩れ落ちそうになる。それを、僚太の肩に掴まることで必死に耐え、僚太の暴れ具合を容認している。僚太は熱くなりながらも、右手の指で感じる香菜の濡れ具合にびっくりしていた。自分の肩に必死でしがみつき、感じている香菜が愛しくてたまらなかった。もっと感じさせたいと思った僚太は、未だに大量の蜜を作り出す壺の中に、指を勢い良く滑り込ませていく。先ほどよりも強い衝撃に、香菜はたまらず更に大きな声をあげ、膝から崩れ落ちる。それを察知した僚太は左手を香菜の背中にまわして抱きしめた。僚太が更に指に力をいれ、蜜壺を掻き回すと香菜は身体の中から大きな波が押し寄せてきた。「すごい、いっ、いっいーーー」波が香菜の身体を突き抜けていく。香菜の頭の中は真っ白になり、必死に僚太にしがみついていた手もほどき、浴槽のヘリにペタンと座り込んだ。お構い無く、僚太は香菜を立つように促し、壁に両手をつかせ、バックの体制でいきり立った僚太自身を挿入する。香菜は正直もうこれ以上の快楽は要らなかったが、いざ挿入されると、それなりの快楽はあった。先ほどとは違い、我を忘れるほどの快楽は無かったが、それなりに気持ちが良かった。しかし、既に冷静になりつつある香菜は、僚太を早くイかせる為に多少過剰に声をあげる、もう既に香菜を指でいかせた事で、興奮度最高潮の僚太は案の定すぐにイってしまった。溜まった物を香菜の背中に出しきり、満足した僚太は香菜に顔を近付け、「気持ち良かっったよ」と言って軽くキスをして、大方満足そうに、汗をシャワーで流している。既に疲れきって、浴槽のヘリに座って動けなくなった香菜に気付いた僚太は、香菜の背中に付いた、自身が出した物を優しく洗い流す。そして僚太は優しく香菜を抱き起こすと、改めて「気持ち良かったよ」と言って一回抱きしめた。疲れきった香菜は作り笑顔で「私も」と答える。香菜は僚太に抱きかかえながら仲良く風呂からあがる。香菜は僚太の腕の中で、「嫌だけど、私マゾの方だったみたい」と声にならない言葉で呟き、一日中認めたくなかった自身の性癖をを認めざる終えなかった。