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扉の向こう
第11章 ぽっかりと空いた穴
僚太が座っている膝の上に望海が抱き抱えられて、すっぽり収まっている。僚太は望海の頭を撫でながら、たまにほっぺたをくっ付けて、すりすりして遊んでいる。リビングに広がる二人の笑い声。そんな二人の姿を香菜は横目で見ながら、皿を洗っている。
(このペースだと、望海が寝るまでもう少しかな?眠たくって頭は絶対熱くなってるはず。)
「のん、パパ明日休みだから、一緒に遊びに行こうか。一緒にねんねしてあげるから、早く寝て早く起きよう!」
そう言うと僚太は少しぐずり出した望海を抱えて寝室へ消えて行った。
「のん、お休み」
香菜は笑顔で送り出す。
「みぃ」
望海が少し不機嫌そうな顔で答える。
「ママ、望海を寝かしつけてくる。」
そう言い残すと、僚太は望海の背中を優しくポンポンしながら寝室に消えて行った。
(よし、もう少し頑張ろう!)
香菜は洗い残っている皿の数と、その後の洗濯の量を考えて気合いを入れた。
(このペースだと、望海が寝るまでもう少しかな?眠たくって頭は絶対熱くなってるはず。)
「のん、パパ明日休みだから、一緒に遊びに行こうか。一緒にねんねしてあげるから、早く寝て早く起きよう!」
そう言うと僚太は少しぐずり出した望海を抱えて寝室へ消えて行った。
「のん、お休み」
香菜は笑顔で送り出す。
「みぃ」
望海が少し不機嫌そうな顔で答える。
「ママ、望海を寝かしつけてくる。」
そう言い残すと、僚太は望海の背中を優しくポンポンしながら寝室に消えて行った。
(よし、もう少し頑張ろう!)
香菜は洗い残っている皿の数と、その後の洗濯の量を考えて気合いを入れた。