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アイドルと恋人契約
第1章 契約
「あ……」
思わず声が漏れてしまう。
現実とは思えない。テレビで見ている人間が目の前にいて、動いている。
芸能人に会ったことなんて、人生で数えるほどしかない。それも遠目で眺めるくらいのもので、こんなに近くにいることも、こちらを向いていることも経験したことがないのだ。
「はじめまして、みずきさん」
にっこりと微笑んで、翔が言う。
「は、はじめ、まして」
「緊張してるね、そんなに緊張しないで。1ヶ月よろしくね」
上ずった声で返事をしたみずきに翔がくすりと笑った。
緊張しやすいが、本番には強いタイプだと小さい頃から言われてきた。それでも今回は通用しないようだ。
思わず声が漏れてしまう。
現実とは思えない。テレビで見ている人間が目の前にいて、動いている。
芸能人に会ったことなんて、人生で数えるほどしかない。それも遠目で眺めるくらいのもので、こんなに近くにいることも、こちらを向いていることも経験したことがないのだ。
「はじめまして、みずきさん」
にっこりと微笑んで、翔が言う。
「は、はじめ、まして」
「緊張してるね、そんなに緊張しないで。1ヶ月よろしくね」
上ずった声で返事をしたみずきに翔がくすりと笑った。
緊張しやすいが、本番には強いタイプだと小さい頃から言われてきた。それでも今回は通用しないようだ。