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アイドルと恋人契約
第2章 一週間目
寝室の間接照明がつけられ、ぼんやりと部屋は薄暗い。
柔らかなベッドは優しくみずきを包み込み、その上にそっと、翔がのしかかってきた。
「いい?」
翔の声が、吐息とともに降ってくる。こくりと小さく頷くと、「よかった」と翔が呟いた。
薄い唇が、優しくみずきのおでこに触れる。柔らかくて暖かなそれが心地よくて、みずきはそっとまぶたを下ろした。
ちゅ、ちゅ、と小さく音がする。
ベッドに投げたした両手を翔の両手が上から優しく握り、翔の腰が下腹部に触れる。
おでこからゆっくりと移動して、耳元を愛撫されると、みずきは気付かれないように身を小さくよじった。
ちゅ、と水音がダイレクトに聞こえてきて、身体がぞくりとする。
耳朶を両唇が食み、軽く吸われると、それだけで十分な快感となって体温が上がっていく。
上から握られた手が少し動き、指を絡める形になると、余計に強く翔とつながっているような心地になる。