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アイドルと恋人契約
第1章 契約
エレベーターは最上階の10階まで上り、重そうな扉がゆっくりと開く。
その階には部屋が三つしかないようで、廊下を進んで一番奥まで山田は足を進めると、扉の前で立ち止まった。
「ここです」
すぐ横にいるみずきの様子をちらりと山田が伺ってくる。
緊張でじんわりと汗が滲み、それを手で軽く拭った。
マンションに入るまでは疑いが大きかったが、ここまでくると、本当にこの先に…と思えてくる。
落ち着くために深い呼吸を何度かすると、みずきは小さく頷いた。
それを合図に、山田の手がインターホンに伸びる。
ピンポン、となる音は普通のマンションと変わらないようで、それが少しだけみずきの緊張をほぐした。
その階には部屋が三つしかないようで、廊下を進んで一番奥まで山田は足を進めると、扉の前で立ち止まった。
「ここです」
すぐ横にいるみずきの様子をちらりと山田が伺ってくる。
緊張でじんわりと汗が滲み、それを手で軽く拭った。
マンションに入るまでは疑いが大きかったが、ここまでくると、本当にこの先に…と思えてくる。
落ち着くために深い呼吸を何度かすると、みずきは小さく頷いた。
それを合図に、山田の手がインターホンに伸びる。
ピンポン、となる音は普通のマンションと変わらないようで、それが少しだけみずきの緊張をほぐした。