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ひと月半の恋人
第3章 友達

「ユウから?」
「ん……」
私が無視しようとしたら、たかちゃんが冷たく言った。
「出ろ」
「え?」
「せっかくの彼氏からの電話だろ?出ろ、里緒」
「でも、ぉ」
「出ないなら、俺が出ようか」
「えっ?!」
軽く腰を使いながら、たかちゃんが嗤う。
「驚くだろうな、ユウ……一月半も焦がれてた彼女が、こんな」
「ぁっ、あ、やめてっ」
「っ……すげえ締まる……」
「あん、や、意地悪ぅっ……」
「出ろよ、ほら」
私はなきそうになりながら、画面をスワイプした。
「もしもし?」
『里緒?俺』
「ん。お帰りなさい、ゆうちゃん」
『今何してた?さっきも掛けたんだけど』
さっきーーさっきは、玄関でたかちゃんにキスされて口中犯されて、ストッキングを破られて乳首とクリを弄られて鳴かされてたから、出られなかったの。
「ん、ごめん……もう、ベッドに入ってて」
気持ち良いのが、我慢できない。息が荒くなって、いやらしい声が出そうになる。
『もう?早寝だなー』
「だって……ゆうちゃ、居ないとっ……さみしくっ、て」
寂しかった。その寂しさを、たかちゃんが埋めてくれた。寂しかったから、こうなったんだよ、ゆうちゃん。
『そっか、ごめんな。明日朝一で帰るから……つってもそっち着けるのは昼頃だけど』
「そっか……っ?」
不意にたかちゃんが、私の中から出て行った。
どうして、と思ったら。
今まで入ってたものよりもくっきりした輪郭の熱い物が、ぐっと入って来た。
「んっ……!!!!」
あたしは思わず声を上げそうになったけど、たかちゃんの手が、口を塞いだ。

