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ちょうちょ
第6章 ストーリー4
「ねぇ、琉香ちゃん。見て」
由衣は張り紙を指さす。
「ここって夜はBARなんだって」
「へー」
「興味無い?」
「お酒まだ飲めないからなぁー」
「あ、そうか」
由衣はもう成人しているが、琉香はまだであった。
「琉香ちゃんが20歳になったら、一緒に来ようよ!もう少しで誕生日だったよね」
「うん、来月。本当に?来てみたいな」
「どうせならここで祝っちゃう?琉香ちゃんの初飲酒!」
「初飲酒がBARとか緊張するな」
「大丈夫だって!私が付いてる」
由衣はとても楽しそうだ。
「んー。じゃあ予定空けとく。ありがと」
琉香はスケジュール帳を取り出すと、予定をメモした。
かき氷を食べ終えた2人はレジのお兄さんにお代を払って店を後にし、駅ビルでショッピングをして解散した。