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ちょうちょ
第10章 ストーリー6
2人は体を拭くと、ベッドに横たわった。
「ふぁー。眠くなってきちゃいました」
由衣が欠伸の顔を隠しながらたつきに言った。
「いつもエッチすると眠くなるよね」
たつきが笑いながら返す。
「そうですね。気持ちいいエッチをすると眠くなります」
「気持ちいい」にイントネーションを置いた言い方で、いたずらっ子みたいにたつきを見つめると、たつきが爆笑する。
「…お上手で」
2人はしばらくゴロゴロした後、マカロンを食べようと言う話になったので、並んでソファに座った。
「由衣ちゃん。どれ食べる?」
「お土産なんで、たつきさんから選んで下さい」
「んー。ピンクと緑にする」
「色で選ぶんですか?」
「だって、何味か分からないんだもん」
たつきは抹茶味のマカロンを1口で食べる。
それを見た由衣は吹き出してしまう。
「もうちょっと味わって下さいよ!」