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キズ×ナデ【Hな傷跡と仮初の愛撫】
第3章 たもつ
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「もっと他にもあるはずです。たとえば――」
岬ちゃんの手が、僕の下半身に伸びた。
触れられるより先に、慌てて言う。
「違う! そんなことじゃなくて。僕はもっと、岬ちゃんのことをしりたいんだ!」
岬ちゃんは、くすっと怪しく笑った。
「ですからそのためにも、更なるスキンシップが必要ですね」
「み、岬ちゃん……?」
そう言って、困り果てていた時だ。頭の後ろの方から、別の声が聴こえた。
「フフ、二人は本当に恋人同士じゃないの?」
振り返りその顔を見て、ぎょっとする。
「み、美里さん!? ど、どうして……?」
「いけない?」
「そうじゃないけど……なんで、こんなことに?」
「言ったでしょう。キミのこと気に入ったって」
「……」
唖然とすっかり言葉を失っていた僕は、気がつけばベッドの上で岬ちゃんと美里さんに挟まれた状態だ。
しかも二人は裸で、ついでに僕自身もいつの間にか全裸になっている。
「さあ、早く。もっと、エッチなことをしましょう」
岬ちゃんはそう言って、頬をピンク色に染め。
「大丈夫よ。わたしが全部、教えてあげるから――ね」
美里さんは、真っ赤な唇で微笑んでいた。
「ふ、二人とも――待ってよ!」
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