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キズ×ナデ【Hな傷跡と仮初の愛撫】
第3章  たもつ 


 今日はバイトが休みである。現在、岬ちゃんの部屋に向かっている途中だ。その発端は、例のメッセージによるところ。


〖今度、ウチに泊まりにきませんか?〗


 すなわち今夜、岬ちゃんの部屋に泊まる約束をしているということ。それなのに、ついさっきまで美里さんとメッセージしたりして、後ろめたい気持ちになるのも当然だ。

「ちゃんと、はっきりさせなくちゃ」

 だからこそ、僕は今の想いを素直に言葉にした。

 僕が岬ちゃんの誘いのまま彼女の部屋に行くのは、なにもこの前みたいにエッチなことをするためではない(つもり……)。僕は彼女の気持ちを、もう一度ちゃんと確かめようと考え、それこそが一番の目的だ。

「あなたの笑顔が大好きです」

 はじめて彼女の素顔を見た時、岬ちゃんは確かにそう告げてくれた。その言葉が本心から出たものなら、もう一度そこへ立ち戻りたいと思う。

 彼女と正しく向き合えるのならば、美里さんに振り回される理由はない。向き合いたいと、本心から思っていた。

 その上で彼女のことを、もっと理解してみたいと思う。部屋にこもりきりの生活から、抜け出す手助けをできないだろうか。

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