パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第17章 探したよ…。

その男。

名前は
三波遥輝【ミナミ　ハルキ】という
いわゆる
闇金の帝王と呼ばれる
裏社会の重鎮だ…。

もう60歳を迎えようとする
その男には
忘れられない女がいた


もう8年…いや9年も前になるかな…

ハルキは
タメ息を付きながら
昔、抱きまくった
ある女のことを思い出していた


その女は
両親から育児放棄され
養女としてむかえられた家で
養父から性的陵辱を受けた
地獄のような少女時代を過ごし
中学を卒業すると
家を飛び出して
ほどなく裏社会に居場所を見つけて
一人で生きていた…


居場所と言っても
ヤクザが闇で経営してる
派遣型風俗店の風俗嬢
ナマ本番も何でもござれの仕事を
まだ16〜17歳にもかかわらず
年齢をごまかして
こなしていた


名前は確か…

マイコって言ってたっけな…？


ナマ本番のサービスも当たり前にこなした
そのマイコを
ハルキは常連客となり
闇金の財力に任せて
貸し切りでマイコを指名し続けた
その結果…
何度も何度もマイコを妊娠させた…。


マイコって女はあの頃
まったく
打算的ではなく
この裏社会で身体を男に求められることだけに
暖かさを感じることができるような
寂しい女だった…


打算もなく
相手の男に喜んでもらうことだけに
居場所を感じていたのかな…。


ハルキは
ある日突然に
裏社会の風俗から
姿を消した
マイコのことを今でも
よく思い出していた。