この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
義妹(いもうと) 舞ちゃん
第6章 お世話になります。
マイコは
タイヘイのクルマに
乗せてもらって
まずはキョウスケの眠る
内山家のお墓に連れて行ってもらった。
内山家は
タイヘイの曽祖父の時代から
この町で鉄工所を経営し
最盛期には従業員も
30名ほどを雇っている
地元の中堅企業だったそうだが
若い後妻つまり
キョウスケの実母に
父のダイゴが入れ込んだあげく
その後妻つまりキョウスケの実母の梓【アズサ】は
会社のお金を流用して
若いホストと失踪してしまったため
ダイゴの信用は
この町で急落
いったんウチワマ鉄工は倒産してしまったのだ
それを
たった一代で個人経営の会社ながら
鉄工所を復活させたのは
キョウスケの兄のタイヘイの
実直さがあってのことだった
そんな経緯も
マイコは
タイヘイとのこれまでのメールの
やりとりのなかで教えてもらっていた
お義兄さん苦労したんだなぁ…
キョウスケの墓前に
マイコを案内するタイヘイの瀬中を眺めて
マイコはそう思った。
タイヘイのクルマに
乗せてもらって
まずはキョウスケの眠る
内山家のお墓に連れて行ってもらった。
内山家は
タイヘイの曽祖父の時代から
この町で鉄工所を経営し
最盛期には従業員も
30名ほどを雇っている
地元の中堅企業だったそうだが
若い後妻つまり
キョウスケの実母に
父のダイゴが入れ込んだあげく
その後妻つまりキョウスケの実母の梓【アズサ】は
会社のお金を流用して
若いホストと失踪してしまったため
ダイゴの信用は
この町で急落
いったんウチワマ鉄工は倒産してしまったのだ
それを
たった一代で個人経営の会社ながら
鉄工所を復活させたのは
キョウスケの兄のタイヘイの
実直さがあってのことだった
そんな経緯も
マイコは
タイヘイとのこれまでのメールの
やりとりのなかで教えてもらっていた
お義兄さん苦労したんだなぁ…
キョウスケの墓前に
マイコを案内するタイヘイの瀬中を眺めて
マイコはそう思った。