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第7章 ビジネス始めちゃうかも。

しばらくマイコはタイスケと
他愛もない世間話をしたあと
鉄工所の工場に出て
大きな声で
『はーーい！お弁当持ってきたよっ！　みんな食べて食べてっ！！』と
ケンヤたちに
いつもより少し早い
お昼ごはんを勧めた。


『マイ姉さん、美味いっす！』
『マイ姉さんの作るキンピラ最高っす！』
『俺、マイ姉さんの顔を見たら、腹が減り始めるっす！』

ケンヤたちは
口々に
嬉しい感謝の言葉をマイコに投げかけながら…

マイコの持ってきた
お弁当は
あっという間になくなった。





『じゃあねお義兄さん！』
マイコは
ケンヤたちの食べっぷりを
最後まで眺めてから
ウチヤマ鉄工をあとにした。


マイコのうしろから
『マイちゃん！仕事見つからんかったら、遠慮いらんから、相談してよな！　いい？』と
タイヘイの言葉が聞こえた

『ハイ。大丈夫だよ〜。じゃあね〜　仕事見つかるまで暇だから、またお弁当作って持ってくるね〜！』と
振り向かずに
手を振った。