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第7章 ビジネス始めちゃうかも。

マイコは25歳になっていたが
見た目は
年齢よりも2〜3歳は若く見えるし
もともと
その美貌で昔は裏風俗の世界では
人気だったし

なによりその美貌に
キョウスケが
一目惚れをしたくらいだから
この田舎町でも
『オッケーストアのレジの若い子は、美人だ！』
とか
『ウチヤマ鉄工のタイスケさんの亡くなった弟のキョウスケのオクサンだったらしいぞ…　しかし、どこか男好きのするいい女だよな…ﾊｧﾊｧﾊｧ』
とか
『子どもがいるなんて、全然見えないよな。そこいらのテレビに出てる、十把一絡げのアイドルグループの目立たないコよりも、きれいだよな！』
とか
色んな噂が立つほどだった


そして
この田舎町には
なにもないけれど
一つだけ大きな大学があった

朝比奈大学。

こんな田舎町ではあるが
バイオ研究が有名な学部のある大学があった

マイコが
タイヘイに興味津々で質問された
その大学生とのことと
同じようなことを
すでに何度も何度も
マイコは経験していた。


マイコは朝比奈大学の
下宿学生たちが多く利用する
オッケーストアで働いていたので
ある意味
大学生たちのマドンナ的な存在だったのだ



『大丈夫ですよ。お義兄さん。　ホントにあの大学生たち、私とお茶をすることが、憧れみたいなだけだから。ホントにそれだけ。　ｳﾌｯ…こんな子持ち主婦なのにね…ｱﾊｯ！』
マイコは
そう言ってタイスケを
安心させた。