この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
義妹(いもうと) 舞ちゃん
第9章 義兄として…。
チーン。
タイスケは
いつもその日の出来事を
仏壇に報告している。
父のダイゴが亡くなり
都会へと飛び出していった
キョウヘイとも音信不通になった頃から
毎日の中で
仏壇への報告が
タイスケの日課となっていたのだ。
『キョウスケ。お前、天国にいるんだよな?天国からはこの世のことが見通せるのか? もしそれが可能なら、マイちゃん、今、どんなことを考えてるのか教えてくれないか?』
『マイちゃんはさ… 子供の頃から、キョウスケお前よりも地獄みたいな毎日を過ごしてきたからさ… お前みたいなやつとでも過ごした毎日が、一番幸せだったって言ってんだぜ。 だからさ…お前が亡くなって、俺のところに頼って尋ねてきてくれたときさ… …俺はお前のぶんまで、マイちゃんに幸せな毎日をあげたいって思ってるんだけど…』
『キョウスケ。お前の奥さんなんだからな!マイちゃんを天国からは見守ってろよ…』
タイスケは
仏壇に手を合わせた。
タイスケは
いつもその日の出来事を
仏壇に報告している。
父のダイゴが亡くなり
都会へと飛び出していった
キョウヘイとも音信不通になった頃から
毎日の中で
仏壇への報告が
タイスケの日課となっていたのだ。
『キョウスケ。お前、天国にいるんだよな?天国からはこの世のことが見通せるのか? もしそれが可能なら、マイちゃん、今、どんなことを考えてるのか教えてくれないか?』
『マイちゃんはさ… 子供の頃から、キョウスケお前よりも地獄みたいな毎日を過ごしてきたからさ… お前みたいなやつとでも過ごした毎日が、一番幸せだったって言ってんだぜ。 だからさ…お前が亡くなって、俺のところに頼って尋ねてきてくれたときさ… …俺はお前のぶんまで、マイちゃんに幸せな毎日をあげたいって思ってるんだけど…』
『キョウスケ。お前の奥さんなんだからな!マイちゃんを天国からは見守ってろよ…』
タイスケは
仏壇に手を合わせた。