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第10章 ビジネスは順調に…。

とある日曜日

『リュウ！行くよっ。もうホントにリュウはのんびり屋なんだからぁ…。』
マイコは
スイミングスクールに出かける用意をする
リュウにふう声をかける

『あれーー……。ママ。ゴーグルがないよ。どこにあるのかな？』

『もう！何言ってんの！だから昨日寝る前にスイミングの準備した？ってママは聞いたじゃん！』

『だってあのときは、あったもん。あれぇ？』

リュウはノンビリと
スイミングのバッグのなかを探している


『あっ！見つけたよママ。　タオルの間に挟まってた。ｱﾊﾊｯ…』
リュウは憎めない笑顔で
マイコにそう答えた


まったく…
この憎めない笑顔はキョウスケにそっくりだ…


男の子は
ふとした仕草が
父親に似るといわれるが
まさにそうだと
マイコは時々実感していた。