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プロポーズ体験売り出します
第1章 ハッピーサプライズ
「あの、ちょっといいですか?」
小学生みたいにピーンと手を挙げた俺に3人が一斉に注目した。
「なかなか面白い企画だと思います。が、なんで俺・・いえ
僕を見てプレゼンを具体化したんですか?その意味が知りたいですね」
冷静に質問する俺に、さっきまで気味悪く微笑んでいた社長の目が吊り上がった。
おまえ今の自分の立場解ってんのか?と顔に書いてあるように
俺には見えたんだけど。
それでも平静を装ったのはさすが社長。
ゆっくりと頷きながらまり恵ちゃんに訊ねた。
「彼の言う通りだね。どうして今急に話を持ち出したの?
それと彼がどういうところにピッタリだって思うのかな?」
あれ?吊り上がった社長の目はそのまままり恵ちゃんにも向けられている。
面接を中断させたから?って感じじゃないようだな・・・
「ズバリ言います。彼、菱沼君はかなりのイケメンです。
私だけじゃなくお二人もそう思っているでしょう?
プロポーズの体験、それ自体は偽物なわけです。だったら、どうせだったら
縁遠いと感じられるようなイケメンが相手だったら、
本当の意味での夢を見られるんじゃないでしょうか」
小学生みたいにピーンと手を挙げた俺に3人が一斉に注目した。
「なかなか面白い企画だと思います。が、なんで俺・・いえ
僕を見てプレゼンを具体化したんですか?その意味が知りたいですね」
冷静に質問する俺に、さっきまで気味悪く微笑んでいた社長の目が吊り上がった。
おまえ今の自分の立場解ってんのか?と顔に書いてあるように
俺には見えたんだけど。
それでも平静を装ったのはさすが社長。
ゆっくりと頷きながらまり恵ちゃんに訊ねた。
「彼の言う通りだね。どうして今急に話を持ち出したの?
それと彼がどういうところにピッタリだって思うのかな?」
あれ?吊り上がった社長の目はそのまままり恵ちゃんにも向けられている。
面接を中断させたから?って感じじゃないようだな・・・
「ズバリ言います。彼、菱沼君はかなりのイケメンです。
私だけじゃなくお二人もそう思っているでしょう?
プロポーズの体験、それ自体は偽物なわけです。だったら、どうせだったら
縁遠いと感じられるようなイケメンが相手だったら、
本当の意味での夢を見られるんじゃないでしょうか」