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プロポーズ体験売り出します
第7章 目的達成につき販売終了
「それで・・辞めるっていうのは?やっぱり社長が理由ですか?」
俺が問いかけるとまり恵ちゃんは立ち上がり深く頭を下げて、
ごめんとか細い声で言った。
こんな新人の俺にそんなに頭を下げることはないだろうに、と逆に申し訳なく思った。
「菱沼君は真剣に仕事を求めて来てくれたのに、
私の個人的な思惑で台無しにしてしまった。
キミを巻き込んでしまった。本当に申し訳なく思ってる。
でもキミはこのままハッピーサプライズの社員として働けるわ。
事業部終了をもって試用期間は終わり。正式に社員として迎え入れられるから、
安心して」
「俺のことは後でいいんです。中野さんの事を聞いてるんです」
俺の今後の話よりもまり恵ちゃんがどういう想いで会社を辞めるのか、
それを確認したいんだ。
「社長との関係に決着をつけるんですよね?」
年下の俺が言うのもなんだけど、まり恵ちゃんが不幸せな方向から向きを変える、
そういうつもりでの退職なら俺は納得して受け入れたいと思っている。
俺が問いかけるとまり恵ちゃんは立ち上がり深く頭を下げて、
ごめんとか細い声で言った。
こんな新人の俺にそんなに頭を下げることはないだろうに、と逆に申し訳なく思った。
「菱沼君は真剣に仕事を求めて来てくれたのに、
私の個人的な思惑で台無しにしてしまった。
キミを巻き込んでしまった。本当に申し訳なく思ってる。
でもキミはこのままハッピーサプライズの社員として働けるわ。
事業部終了をもって試用期間は終わり。正式に社員として迎え入れられるから、
安心して」
「俺のことは後でいいんです。中野さんの事を聞いてるんです」
俺の今後の話よりもまり恵ちゃんがどういう想いで会社を辞めるのか、
それを確認したいんだ。
「社長との関係に決着をつけるんですよね?」
年下の俺が言うのもなんだけど、まり恵ちゃんが不幸せな方向から向きを変える、
そういうつもりでの退職なら俺は納得して受け入れたいと思っている。