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第28章 内部告発

香菜side



胸が・・・苦しい・・・。


部屋の扉を閉め、相田君と久々向き合う・・・。


相田君はジャケットを脱ぎ椅子に腰掛け・・・。


「俺今日～・・・あの電話番号に電話して会って来るわ・・・。」


え・・・・・。


相田君はテーブルに寄りかかる様にして立ちっぱなしの私の顔をしたからじっと見て・・・・。


「あのメールは社内の人間しか使えない筈・・・会社用のPCからじゃないと送れない・・・・」


・・・・・・・。


「俺のメールにお前と宮の写真も送られてきた・・・・誰かに気付かれてるぞ？？？」



目が回る・・・・。


もしかして、やっぱり志村さん・・・。


色々頭の中で考えたの・・・・。


でも相田君は続けて・・・・。



「志村じゃない・・・アイツはそんな事して金を払わせる頭はない・・・・」


・・・・・・じゃぁ・・・・・・。


一体・・・・。



「お前の傍に居る・・・誰かだ・・・・宮には俺から言う・・・・」



でも・・・誰にも言わない様にって・・・・。


mailに書いてあったけど・・・・。


口が開くけど声が出ない・・・・。