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あなたからは逃げられない
第8章 珍しいクリスマス



「悪い。遅くなった。行けるか?」

「お疲れ様。うんちょっと待ってね。」


部屋の隅に置いたダンボールに目がいったのかあれ何?と聞かれたから父から届いたいらないブランド品と言うと見せてと言われた。


「さすが会長だな。」

「いらないよ!こんな物。
だから売りに行こうかと思ってるの。」


龍輝さんには話したから笑いながら葉月の好きにすればいいと言ってくれた。

行こうと私の手を取り下にある龍輝さんの車へ行き助手席へと座った。


「夜は店予約してるから。

それまで行きたいところはあるか?」

私は龍輝さんへクリスマスプレゼントを用意してないから今欲しいものを買ってあげたい。


「うーん。龍輝さんが行きたいところは?」

「仕事用のスーツ見に行きたいんだけど…」


私は彼のスーツ選びに付き合うことになりある有名な店に到着。


いつもの店員さんなんだろう。
店に入るなり目の前にスーツがズラッと並んだ。


高そうなスーツが並んでいるなかひとつのタイピンとネクタイに目を奪われた。

「これいい…」


フィッティングルームに入っている龍輝さんの担当の人が近づいてきて話しかけられた。




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