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あなたからは逃げられない
第8章 珍しいクリスマス


「葉月は何歳だろ。

今から10年くらい前海外の航空会社の飛行機墜落事故を知ってるか?

あれに乗ってたんだ。
俺は大学を卒業してすぐだった。霧島貿易に入って数ヶ月で親父について仕事を覚えてる最中だった。」


それなら覚えている。
小学校ながらにニュースはそのことばかりだった。日本人の犠牲者がいた事は覚えている。


「それが...ご両親なの?」

「そう。海外視察に行っててその帰りにね。

墜落して燃えちゃって見られる状態ではなかったけど色々調べてもらって二人だと分かった。」


ジャンボジェットだったため犠牲者の数は半端なかった。

「そんな...」

「今から親孝行しないといけないと思っていたのに帰ってこなかった。仕事も教えてもらえなかった。

だから仕事は副社長に教えてもらった。がむしゃらに頑張って今は社長ってわけ。」


龍輝さんはお墓に水をかけながら車に置いていたのか線香を付け手を合わせる。
2本もらった線香をさし私も手を合わせた。


「ここに連れてきたのは葉月を紹介しようも思って。

親父、お袋。生涯大事にしたいと思える人を連れてきた。
だから俺たちを見守ってくれ。




あとおめでとう。」



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