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あなたからは逃げられない
第12章 成人式で熱い抱擁

私は車の前で彼の熱い抱擁を受けた。
ギュッと力強く抱きしめてくれていて久しぶりに彼の温もりを感じることが出来安心することが出来た。
「やっと会えた...」
「ふふふ、久しぶりだもんね。忙しかった?」
彼の腰あたりに腕を回し彼の手は私の首のあたりに…
胸元に私の顔があるから彼のドキドキが伝わってくる。
見上げる彼の顔は少し疲れきったような顔をしている。
連絡がしどろになる程忙しかったのかと思うと休んで欲しいと思う気持ちが大きい。
「疲れた...休みもらえたから明日はゆっくり出来る。」
休みならよかったと思っているとんんっ!!と美波の咳払いが聞こえた。
『あのー!私やっぱり電車で帰りますよ!』
「み、美波!大丈夫もう帰るから!!ほら!!」
私は龍輝さんから離れ美波を車に詰め込んだ。
後部座席に乗せ私も美波の隣に乗り込もうとすると龍輝さんに掴まれ助手席へと乗せられた。
『なんかラブラブなところお邪魔してごめんなさい…』
「大人気なかったね。こちらこそごめんね。
美波ちゃん、家までの案内お願いね!」
美波はそこを右、次の信号を左など彼を誘導している。
私は運転する彼を見ていた...

