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あなたからは逃げられない
第13章 反抗期の弟の本音


2人は何も言わずに私の話を聞こうとしてくれている。
だから落ち着け私…
ちゃんと話せば分かってくれるんだから…と自分に喝をいれつつ話を続けた。


「学校行ってバイトして自分のバイト代で生活してるのは楽しかった。小鳥遊グループの娘って知らない人の中で生活するのがすごくのびのび出来て楽しかったの。

だからこれは返すね。
陽介に使うなりパパとママが使ってよ。

これでもね、節約しながら生活してたからバイト代で少しは貯金もできてるの。
卒業するまではあのアパートにいるけどそのあとは彼の所に行くからもう必要ない。

今まで気にかけてくれてありがとう。」


言いきったあとに思った。
私は嫁に行く前の娘みたいなこといっているなぁと。

「いや、これからも迷惑かけるかもしれないけどこれは返すね。」


するとパパは娘がそんな切りつめた生活をしていたのに私は…と何故か私がかわいそうな生活をしていたと思っているらしい。



「パパ?私ね楽しかったよ。

切りつめたってそんなに質素な生活じゃないよ。
ただ、お昼は学食じゃなくてお弁当にしたりする無駄遣いはしなかっただけだからね。」

そう、この生活は全然苦じゃなかったのだ。




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