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あなたからは逃げられない
第13章 反抗期の弟の本音

「それに彼とお付き合いするようになってから尚更お金使うことがないの。だって出させてくれないんもん。」
私が少しいじけたように言うとパパは少しだけ黙っていたあと通帳を受け取りこれは葉月が嫁に行くまで預かっておく。と言ってリビングの棚の貴重品が入った引き出しにしまった。
「この前出してただろ。」
「あれは龍輝さんが出させてくれないから!」
私たちの言い合いにパパとママは笑っていた。
『私たちの昔を見ているようだわ。』
ママはそう言うとね、パパ?と同調を求めるとそうだなとパパは言う。
私は今こうして話してよかったと思う。
陽介との気まづさも解消され私の今までのものも解決済。
ワイワイと話をしながらご飯が出来るまで話していたけどキッチンから美味しそうな香りがしてきたから覗いてみると調理担当の人がたくさんのお料理を作っている最中だった。
「うわー、これ美味しそう。」
私がそう言ったのは蟹の身をふんだんに使ったクリームパスタだった。
『お嬢様、こちらには危ないので来られない方が…』
止まられたけど気になったので後でレシピ教えてくれませんか?言うとかしこまりましたとレシピを教えてもらう約束をした。

