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あなたからは逃げられない
第13章 反抗期の弟の本音



気になったパスタは隠し味に雲丹を入れているらしい。
忙しそうに動くキッチンが気になって仕方ないから私も少し手伝わせてもらうことにした。

次々に出てくる調理器具などを端にある洗い場で一つずつ洗っていくと途中で気づいたお手伝いさんにとめられた。


そして強制的にリビングへと連れていかれ出来るまで大人しくしていてくださいと注意されてしまった。

「なんかみんな気合い入りすぎじゃない?」

私が文句を言うとみんなはくすくす笑いながら落ち着きなよと言ってのんびりしている。

しばらくすると豪華な食事がダイニングの隣のテーブルにこれでもかってくらい乗っている。

陽介は未成年だからお酒ではなくジュースで他はみんなワインを飲みながらお腹いっぱいになるまで食べることが出来た。

どんな事があってもやっぱり美味しいご飯は嬉しい!


龍輝さんはデザートに用意されたフルーツ盛りだくさんのタルトケーキを美味しい美味しいと言って誰よりも食べていることに陽介は驚いていた。


そしてみんな順番にお風呂に入り私は部屋に戻りスキンケアを行っていると龍輝さんがお風呂から出てきて部屋に入ってきた。

そして何も言わずに私の髪をドライヤーで乾かしてくれた。




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