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あなたからは逃げられない
第2章 捕えられた私

どうやら大河原さんは専属の運転手さんみたいだ。
秘書の方は別にいるんだろう。
このイケメンにつく秘書だから
すごく綺麗でナイスバディなお姉様なんだろう。
...嫌だなぁ…
ん??嫌だ??
龍輝さんのことはまだ好きじゃないはずなのにこんな感情を持つのはおかしい。
これは付き合うことになったからなのか
それとも龍輝さんのことが好きなのかは
私は直ぐに理解できなかった。
しばらくその場に立っていると龍輝さんが
私の手を引き後ろのドアを開けて車へと誘導する。
「早く乗れ。」
「…はい。ありがとうございます...」
「どうした?」
本当に私はどうしちゃったのだろう。
何でショックを受けてるの?!
何にもないですと言って無言で乗っていると
大きなタワーマンションの前で車は停まった。
龍輝さんが降りたから私も降りて大河原さんにありがとうございましたとお礼を言うと
深々と頭を下げられてしまった。
『お疲れ様でした。
社長のことよろしくお願いします。』
大河原さんがまだ話しているのに
龍輝さんは私の手を引いてマンションへと入る。
そこで目にする光景に私は感動することになる。

