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あなたからは逃げられない
第14章 久々の彼のぬくもり

数分後、タオルを濡らし部屋に戻ってきた龍輝さん。私のお腹あたりを拭いてキスをしてくれた。
ベッドからは降りられなかったけどなんとか服を着ることが出来た。
「葉月、さっきは悪かった。」
「ん?何が?」
「いや、その…中に出していいかとか聞いて…」
今はできちゃ困ると思ったけどいずれ彼と結婚なんてなればそれもしていいことになる。
けどまだまだこれから社会に出て働くと言うことがまっているし結婚もいつなんて決まっていない。
「もう聞かないから。」
「なんで今日聞いたの?」
「久しぶりに会えて嬉しかったんだ。でもそれ以上に不安だった。その不安をかき消すためにあんな事…
ごめん。もう言わないから…」
「私も久しぶりに会えて嬉しい。」
「しかもあんなエロい葉月を見ると抑えられなくなって壊してしまいそうになった。だから出すことで葉月は俺のだって分かりたかった。勝手な事言って悪かった。」
シュンとしている彼は可愛くて撫で撫でしてあげたくなる。
多分この先もずっと彼といるはずなのに何故かはっきりと言えない。
「じゃあ、ピル飲もうかな?!」
提案してみると龍輝さんと顔が一瞬曇った。

