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あなたからは逃げられない
第15章 新生活への準備

卒業式を目前に龍輝さんと予定が合い買い物へ行く約束をした。
二日後が卒業式という時に私は彼のマンションに引越しを終わらせたから今は同棲中ってことになる。
「んんーーーー!よく寝られた!!」
ふかふかなベッドで目を覚ました私はキッチンへと向かう。
冷蔵庫を開けるとまたまた豊富に食材が詰め込まれていた。
家の中に姿がないのはまた朝からランニングに出かけたのだろうと思いコーヒーを沸かしながら朝食を作る。
片付け中は買ってきたパンなどで済ませていたからご飯が食べたくなり炊飯器ではなく土鍋が目に入ったから土鍋で炊くことにした。
だし巻き玉子、味噌汁、鰆の西京焼き、きゅうりとタコの酢の物を作ることにした。
だし巻き玉子を作りパクッとつまみ食い。
うん!美味しいと思うと後ろから手が伸びてきて空いている手でギュッと抱きしめてくれる。
「ん!美味い」
「つまみ食いしないで!」
「葉月だってさっき食ってただろ。」
「...うん!ランニング行ってたの?」
「そうそう。これからは葉月も一緒に来るか?」
私は首を横に振り朝ごはん作るのが私の仕事だからと龍輝さんの誘いを断った。

