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あなたからは逃げられない
第15章 新生活への準備




シャワーを浴びに行った龍輝さん。その間に朝ごはんが出来上がったら並べて直ぐに食べられるようにした。


「「いただきます。」」


2人で向かい合い朝食を食べる。これから毎日こうして朝ごはんを食べることを想像すると嬉しくなってきた。
今までは1人だったから話す人すらいなかった。
これからは龍輝さんが傍に居てくれる。


ニヤニヤしていたのだろうか。
笑ってるけど何かあった?と聞かれた。だから私は何も無いと返事をし朝ごはんを食べた。


「今日買い物行くから。」

「うん、何か買うの?」

「心機一転スーツと葉月の仕事で使うスーツとか。」


龍輝さんは年度替わりには新しいスーツを買うと言っていた。それは分かるけど私のスーツというのはよく分からない。

「私のものはいいよ。スーツあるし。」

「いや、今日は葉月の意見は聞かない。ただサイズだけ合わせて。」



もう彼の性格は理解している。こう言っている時はもう決めたときで私が何か反発しようとするとすぐにキスしようとしてきたりで阻止してくる。

今ここで私が反発すると寝室に連れ込まれてエッチなことされるに違いない!!

だから私は素直に従うことにした。





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