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あなたからは逃げられない
第15章 新生活への準備

「入社式用と研修用と普段用と色々買わないと。」
「ちょっと待って!そんなにわけなくていいでしょ。」
「いや、いるんだよ。あ?なんか文句ある?お仕置きが必要なのかなぁー?!」
げっ!!やばい…
出掛けるって言ってるのにお仕置きと称してエッチな事されるとこっちの身体が持たない…
「研修用は絶対買う。葉月パンツスーツなんか持ってねぇだろ?」
「うん。そう言われれば持ってないかも。」
「だからいるの。研修用は男もいるからな。足は晒すな。」
独占欲強い彼はスーツから出る足すら見せるなってことなんだろう
…
もう諦めることにした私は朝食後の片付けをし出かける準備を始めた。
龍輝さんも着替えてきた。ラフな格好ではなくシャツにジャケットを着用していた。
背が高く程よいガッチリさがあるからすごくよく似合っていた。
彼の隣にいてもおかしくないように私も紺色のワンピースにジャケットを羽織り綺麗めにした。
「うん、可愛いな。今すぐにでも抱きたい。」
「バカっ!出かけるんでしょ?行こ!!」
馬鹿なことを言っている龍輝さんを置いて玄関に向かった。
買い物で歩くかもしれないしあまりヒールが高くない靴にし玄関を出た。

