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あなたからは逃げられない
第15章 新生活への準備

「こんにちは。あの、もうすぐ卒業で仕事用のスーツを探しに来たんです。」
『もう卒業なのかぁ。うん、葉月ちゃんに似合うの選ぶね』
もう店長さんとの付き合いも2年になる。短大に行き始めた時に初めてこの店に来て服の好みも合い店長さんもすごくいい人で大好きなショップだったりする。
後ろを何も言わずについてくる龍輝さんを無視して店長さんとスーツを選ぶことにした。
「このブラウス可愛い!!」
『うん、これ絶対似合うよ。』
言われた通りパンツスーツも用意してもらい持っているスーツもあるから4着を買うことにした。
さっきのことでイライラしていたからかほかの服も数着買ってやろうと一緒に支払いをお願いしカードをだすと後ろから大きな影が…
そして私のカードをしまい龍輝さんは自分のカードを出した。
「いい!自分で払う!」
「うるさい。ここは俺が出すんだよ。」
「じゃぁこっちは私ので払うよ。」
自分の普段の服くらいは自分で払うと言っても黙って睨まれてしまった。
『葉月ちゃんの彼氏??優しいじゃん!たくさん買ってもらいな』と笑いながら言うと、うんうん。と龍輝さんも頷いていた。
「じゃぁこれも。」

