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第15章 新生活への準備

結局店長さんの接客でスーツをプラスし、普段の服もたくさん購入することになってしまった。

ずっと話しながら服を選んでたくさん話したから店長に龍輝さんが霧島貿易の社長だと気付かれた。
そしてそこに就職し彼と同棲を始めると言うといいね！初々しいと言われた。


「店長さんも旦那さんと仲良しでしょ？前にカフェで二人でいたの見ましたよ。」

『仲良しなのかな。もう長いからね！』


結婚してからもう5年、付き合っている時からだと10年一緒にいるからと言っていた。

私達もいずれはこうなればいいなと思う。
何年経っても彼と仲良く出来ていればいいかなと…


たくさん購入したから持って帰るのは大変だから龍輝さんの担当の外商さんにお願いしマンションまでとどけてもらうようにして店長さんと別れた。


すると私の左手を掴み恋人繋ぎで手を繋いで龍輝さんは歩き始めた。
お腹がすいたからお昼にすると言って百貨店の上にあるレストランに連れてこられた。

有名なイタリアンのお店で龍輝さんのお気に入りらしい。

たくさん食べた後の甘いものは必ずらしくてクリームやチョコがかかったパンケーキをぺろりと食べていた。


「じゃぁ、行くか」


龍輝さんが行きたいところがあると言って百貨店を出て車を走らせた。